復職への不安。ブランクがあって医療現場へ戻るということ。

こんにちは、やよいです。

復職を考えたときに

独身、子供がいない時と比べると

現在の子持ち看護師、ブランクありとなると

自分一人だけの問題ではなくなるので

抱えきれるか、

対応できるか、

心配ですよね。

家事、育児と仕事の両立。

新しい生活、社会に出ることへの不安。

日々進歩している医療技術、現場へついていけるかの心配。

ブランクのある自分を取り巻く職場の環境への不安。

挙げればきりがないですね。

その中で、

一つずつ不安を解消して行けるようにしていくことで

復職を近づけていくことが出来ます。

今回は医療現場への復帰について、で

お話をしていこうと思います。

医療の現場は日進月歩

ブランクがあると特に

医療の現場に付いていけるか心配ですよね。

日々医療は進化していますし、

1年現場を離れたら浦島太郎なことも珍しくないですね。

また現場によっては

新しい知識が入ってくることが遅いこともあります。

たとえば大学病院ではエビデンスに基づいた処置などの方法も

どんどん取り入れられて、勉強会がこまめにあり、

浸透されていくと思いますが

クリニックなどでは少し遅くなっていくこともあると思います。

それは器具などが著明ですね。

以前、大学病院からクリニックへ転職をしたときに

針刺し防止の翼状針がなく、

クリニックなので大学病院と比べると

一日に使う翼状針の数なんて桁も違いますし、

まず在庫がなくなるまでの時間もかかるので

業者が新しい器具に変えたとしても

クリニックで使い切り、注文するまでに時間がかかるので

針刺し防止の翼状針が入ってくるまでタイムラグがありました。

そしてまた大学病院に戻った時に

CPRのスタンダードも心臓マッサージ優先、

人工呼吸は感染のリスクからマスクがなければしなくてもよい、

というのを勉強会で学び、

「あぁたしかになぁ。学校で習ったのとはまた変わってきているんだなぁ」と

痛感しました。

このように医療は日進月歩です。

働いていたベースがある

医療は日進月歩。

以前働いていた場所と復職する場所によっては

そのブランクとのギャップも変わってきます。

しかし、ここに以前働いていたベースがあるので

大きく戸惑う必要はありません。

たとえば心臓の位置は変わらないし、

そこに心肺停止の人がいたら

とにかく心臓を動かす補助をしていかないといけない、というようなことは

変わらないものです。

医療器具も、どんどん新しくなるということは

それだけより安全で使いやすいものになって行っているということです。

なので戸惑うことはありません。

ベースがあるので

あとは慣れていくだけですので

勤務をしていくうちに慣れていきます。

部署を移動しても

勤務をしていくうちに慣れていくように

時間は部署移動ほど短くはないにしても

ずっとついていけないままということはありません。

あまり経験がなければ、

逆にまっさらな状態でに覚え学んでいく状態ですので

より適応もスムーズかもしれませんね。

大切なのは

「前はこうだったのに・・・!」と

わざわざお局様感を出さずに

素直に「学ぼう」と言う意識で取り組むことです。

復職支援システムなどを利用する

ブランクがある人向けの復職支援のプログラムが組まれているところがあります。

各自治体など、ナースセンターでも行われていることがありますので

調べて参加しておくと

復職への不安も軽くなると思います。

また施設によっては、

施設独自で復職支援プログラムを組んでいる施設もありますので

就職先を探す時に選ぶことも

復職をスムーズにします。

他にも施設内外の勉強会へ参加をしていったり、

クリニックなどでも業者による勉強会はありますし、

学ぶ場はありますので

工夫をして参加して行ってみましょう。

もちろん、無理のない範囲から、です。

ブランク可の施設を安易に選ばない

復職活動をしていると

「ブランク可」の施設を探したくなります。

もちろん悪いことではないのですが

この「ブランク可」には2種類の意味があって

「ブランクがある人をサポートする体制が整っている」と言う意味と

「ブランクがある人でも誰でもいいから来てほしい」と言う意味があります。

前者ですと、復職支援プログラムがあったり、

研修やプリセプターのような制度を設けているので

復職もしやすいですね。

後者ですと、人手不足からのブランク可ですので

即戦力として扱われることになります。

即戦力にならない状態で入職したら

自分自身もつらい上に風当たりも強くなります。

こういったギャップをなくすためにも

しっかりと転職サイトなどを利用し、

施設の条件などをリサーチして就職できるようにしていきましょう。

子持ち看護師の復職、転職には転職サイトに登録が一番の近道

復職するなら転職サイト!自分に合った特徴の転職サイトの見つけ方

ブランクを強みにする

復職をするときに

ブランクはとてもネックになります。

しかし、ブランク中の経験は無駄にはなりません。

帰れば母であり、妻である、ということは、

看護師だけにどっぷりと浸からないということは、

患者や患者の家族としての面もわかるようになったということです。

子供が病気をすることもあるでしょう。

親の介護や夫、自分のことで

医療現場に関わる機会もあったでしょう。

様々な面から看護師と言う職業を見る機会があったことは

看護師として働く上での大きな糧となりますね。

さらに子育てと新人育ては同じ、と言いますし、

自分が指導をする立場になった時には

子育ての経験が生きてくるでしょう。

ネガティブな面だけではなく

ポジティブな面にも目を向けて

復職を考えていきましょう^^

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